子供ばんどファンのページ
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~子供ばんど・永久凍土解凍SHOWCASE~前日ゲネプロ公開

2011年4月18日 ヤマハ 銀座スタジオ



この23年ぶりの「復活」を見届けるため2日間仕事を休み、子供ばんど未体験の妻を連れ新幹線に乗って東京へ。

銀座

ヤマハのバンドコンテスト「EAST WEST」がデビューのきっかけとなった子供ばんど。
今回そのデビュー時のメンバーで復活を果たし、再始動の地もそのヤマハを選んだ、昔は池袋だったが、昨年移転して、今は華やかな街「銀座」にある。
気合いが空回りして張り切りすぎ、銀座にかなり早く着いてしまったので、ブラブラと買い物をし、お茶を飲んだりしながら銀座を散策した。
ソワソワしながらブラブラしてたら、あっという間に夕方になったので、ホテルにチェックインしたのち、気合いを入れて、いざヤマハ銀座ビルへ。

ヤマハ銀座ビル

銀座ヤマハ

1階エレベーター前の「ご案内 B2F ヤマハ銀座スタジオ 子供ばんど・永久凍土解凍SHOWCASE」の文字を確認してから、1階をウロウロしてみたが開場までは、まだ時間があり、お客さんも誰も来ていない様子。

子供ばんど特設コーナー

銀座ヤマハ 1F

「地下1階に子供ばんど特設コーナーがあります・・・」と案内にあったので、地下1階へ降りて特設コーナーを見に行く、一番奥の隅に「子供ばんど特設コー ナー」を見つけた、思わず「おぉーー」あるわあるわTシャツやらバッジやら懐かしいグッズが・・・。
ヤマハさん、なかなか嬉しい事してくれますねー。

特設 子供ばんどコーナー
特設 子供ばんどコーナー
特設 子供ばんどコーナー
特設 子供ばんどコーナー

色々眺めているとテンションが上がってきた、LPに封入されていたポンチョ(?)とか、ヤングギター誌の表紙まであって「そうそう、コレあったよなぁー・ ・・」と一人でニヤけながら呟いていた。
子供ばんど未体験で「司会のうじきさん」しか知らない妻は、無邪気に小僧に戻るおっさんを見てあっけにとられていた。

まだ時間があるのでヤマハを離れ早めの夕食を済ませ再び戻ると、懐かしい子供ばんどTシャツを着た人たちがビルの前にいた、ちょっと嬉しい。ヤマハのスタ ッフの方が入場案内を始めていて、さぁ行くぞという感じになってきた・・・。

開場

6時半に開場。
スタジオに入ると、ステージにはベースとギターがスタンドに置いて並べてあり、ドラムヘッドには赤色で「子供ばんど やまとゆう」の文字が、それらを見ただけで、涙ぐんでしまった。

昨年出来たばかりというヤマハ銀座スタジオは、想像してたより狭いが、天井が高く壁面のデザインもかっこいい。2階にはコントロールルームも見える、音響 設備もヤマハだけあって充実している感じ、照明もセッティングされている。

会場で準備をしてるスタッフの皆さんも、子供ばんどの黒いスタッフTシャツを着ている、自分だけでなくここにいるみんなが、今日の復活を待ちに待っていた気がする。そして「復活した子供ばんどはどんな姿を見せてくれるのだろう」とワクワクしながらも、自分がそうであるようにメンバーも年齢を重ねてる事がち ょっぴり心配だったり、本番を前に色々と考える。

入ってくるお客さんも、やっぱり皆嬉しそうな表情をしていて「それぞれの思いで今日を待ってたのだろうなぁー」と想像し、ついにこの日が来たことを実感し 、胸が高なる。

スタッフがサウンドチェックをするのに、ギターを抱えアンプのスイッチを入れ「ギュワーーーン」と歪んだ音を鳴らした、それを聞きさらに興奮が高まってく る。
エフェクターのスイッチを踏んで切り替えた音色を聴きながら「これはあの曲のギターの音かな?!」なんて想像するのも、ちょっと楽しかったりする。

いよいよ・・・

7時を少し過ぎSEが止まり、スタジオの照明が消える、いよいよだ・・・。
23年ぶりのステージを待ち構えるファンの皆で、メンバーを歓声で迎えいれる。

真っ暗で歓声が響く中、下手からゆっくりと4人が出てきた、そして楽器を抱えステージ中央に「円陣」を組むように向き合った。

ギターのフィードバック音が響き渡り、ドラム・ベース・ギターでミディアムテンポのヘヴィなリフを刻んでいく。

永久凍土から復活を果たした「マンモス」が雄たけびとともに、「のっし、のっし」と歩きだすように始まった。
このライブが決まってから「1曲目は何だろう?」とずっと色々と想像してたのだけれど、なんと会場の誰もが聞いたことのない、新曲だった。

「オレはヤバイぜーー、だって俺はーー、まま、ま、ま、ま、ま。ま。マンモス!!」とトーベンが叫んでいる。

少し緊張した表情で、新しい曲を力いっぱい演奏している姿が「本気な感じ」で、重いビートが胸に突き刺さってくる。

メンバーを、ちょっと緊張して見守る会場の感じも、四半世紀ぶりの復活の重さを表してるのだろう、なんだか嬉しさとギクシャクした感じが入り混じって複雑 でもある。

4人は、白いTシャツと白いパンツ、白いスニーカというシンプルな服装で、背中のマンモスの絵と「俺たちは不滅だ KODOMO BAND 2011 REBOOT 」の文字が際 立っている。
やっぱり「子供ばんどは永久に不滅」なのだ・・・。

2曲目は、ロックンロール・トゥナイト、「帰ってきたゼーーー」とJICKが叫ぶ。
一曲目の緊張から解放され、あの名曲を生でオリジナルメンバーで演奏している・・・。
もう嬉しすぎる、嬉しすぎて、シンジラレナイ。

次から次へとおなじみの曲が続き、感極まって泣いてしまうと思っていたが、楽しくて嬉しくてあっという間の2時間。

振り返ってみても、嬉しすぎの感情が爆発してしまい、細かい事はあまり覚えてないけれど、どの曲も皆で歌って、メンバーもお客さんも、待ち続けていたこの瞬間を、目いっぱい楽しんでいたように感じた。

自分がイメージしている昔の子供ばんどよりも、何だか落ち着いて丁寧に演奏している感じがしたが、パワーあふれるステージは昔と変わらずで、年齢を重ねた分円熟味が増して貫禄が出てきたみたいだった。

アンコール

アンコールも終わり「おやすみなさい!気をつけて帰ってねーー!!」とメンバーがステージを降りても、会場はまだ誰も帰らずアンコールを続ける。

「そりゃ23年ぶりだものねぇー、もうちょっとこの気持ちを味わいたいよなぁー」と呟いてしまった。

JICKが、ひとりアンコールに応えアコースティックギターを持って登場する、
DEAR,MY FRIEND
を歌って、再びステージを降りた。

しかし、まだアンコールは続き、最後にもう一度メンバー全員がステージに戻って、JICKのギターとトーベンのベースに合わせメンバーと会場が一体となり
WALKIN’AWAY
歩き疲れてほんのひと時、息をつくのも必要なのさ・・・。


永久凍土が解凍し、ついに子供ばんどが復活したのだ。

夢のようだが、本当に。

翌日4月19日の様子は、オフィシャルサイトで5月5日に公開されたYouTube動画でもみられます。
「2011年5月5日子供の日 子供KIDSのみなさまへ ささやかなプレゼント?」 オフィシャルサイトより

ヤマハ 銀座スタジオ Ginza Music Concierge Artist Interview に うじきつよしインタビューが掲載されています

このサイト・・・

子供の頃から大好きで、憧れだった「子供ばんど」が活動しなくなってしまい、「皆の記憶のなかから無くなっていってしまうのは淋しいし辛いなぁー」と思い 作った、この「子供ばんどファンのページ」。

開設した1997年当初は、自分と同じような思いを抱いた人たちが、掲示板に熱いメッセージを残してくれて、止まっていた時間が動き出したようで、何だか とても嬉しかった。

「復活を信じています」と書いたものの、時は流れても子供ばんどの状況は変らず、ファン同士が親しく交流していた掲示板は、思いの違う人たちも入ってきて 「荒らし」をはじめる始末、警察沙汰にするような話まで出てきてしまった。

純粋な気持ちで始めた「大切なモノ」が壊され、自分の貴重な思い出までが汚されていくようで、とてもショックでホームページを閉鎖しようと考えた。

でも、やめると「子供ばんど」が永久に埋もれてなくなってしまうような気がして、ろくに更新もせず放置したままだったが、ホームページは閉鎖しなかった。

気がつけばこのページをスタートしてから14年も経過してしまい、新しい情報などなくなってしまったが、それでも毎日何人かアクセスがあり、自分の作った拙い情報でも見てくれる人がいて「子供ばんど」という言葉が消えず続くことは嬉しいのだが、いつのまにか自分の中でも「復活」の願望が薄れ「いつかきっと・・・」の気持ちは、心の奥にしまい込んでいた。

そんな日々が延々と続く中、2011年1月31日、長い長い沈黙を破り、突然に子供ばんどの再始動が発表されたのだった。

やっぱり復活してくれた、諦めず待っていて本当に良かった、ありがとう、ありがとう、ありがとう。メンバーの皆さん、関係者の皆さん、ファンの皆さん、本当にありがとう。

待ち続けて・・・

23年を振り返ってみると、子供ばんどがいなくなって出来てしまった心の中の「空白」を、今まで無意識のうちに「色々なもの」で埋めようとしてたのだが、でも結局「子供ばんど」でしか埋まらなかったということがわかった。

復活を見届けることが出来て、この「”復活を待つ”子供ばんどファンのページ」も役割を終えたようなので、これからは、「子供ばんどを応援するサイト」としていつまでかはわからないけれど、続けてみたいと思う。

子供ばんど Tシャツ 2011 バック
子供ばんど Tシャツ 2011 フロント

セットリスト

  1. マンモスのうた(仮題)
  2. ロックンロール・トゥナイト
  3. のら猫
  4. 頑張れ子供ばんど
  5. DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)
  6. 電車のうた
  7. ターザンの逆襲
  8. さよならBOY
  9. TAKE ME TO YOUR PARTY
  10. アル中ロックンローラー
  11. Rock&Roll Singer
    Encore:
  12. TOKYOダイナマイト
  13. NEW YORK!NEW YORK!!NEW YORK!!!
  14. サマータイム・ブルース
  15. DEAR,MY FRIEND
  16. WALKIN’AWAY

子供ばんど・永久凍土解凍SHOWCASE

急遽決定!!『4月18日・前日ゲネプロ公開!』

子供ばんどオフィシャルサイトDIARYにて
リハーサル18日19日の様子がゆうさんの日記で読めます。

そのほか18日のゲネプロの模様が

で紹介されています。

この日の1曲目に演奏された新曲「マンモスのうた(仮題)」は、5月26日にオフィシャルサイトよりYouTube動画が公開されました
「子供KIDSへ緊急公開 !! まだまだあるぜよっ !!【子供ばんど】」
オフィシャルサイトより

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