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「子供ばんど」の歴史 History

伝説のバンドに歴史あり


アマチュア時代

結成は1973年。 うじきつよしが高校時代に結成したアマチュアバンドが前身。 「子供ばんど」というバンド名は「つまんねぇー、大人になんかなりたくない」という純粋な発想でつけられたという、その時はまさかメジャーデビューなど本人達は考えもしなかったのかも知れない。
同じ高校の後輩には、織田哲郎北島健二(現 Fence of Defence , Pearl)がおり、アマチュア時代には在籍していたとの話も。
グランドファンクなど70年代のハードロックのコピーを得意とし、東京を中心にライブ活動を続ける。 ヘルメットアンプにミニギターという、うじきのステージンングはすでにこの頃から行われていたという。
そのパワフルでハチャメチャなステージングとハードでソウルフルなロックンロールがウケてアマチュアながら各地のライブハウスの観客動員記録を次々と塗り替える人気を得る。

メジャーデビュー

ライブを信条としていた子供ばんどだが、ついには1979年ヤマハの主催するEAST WESTというコンテストに出場。
サザンオールスターズシャネルズなどを世に送り出したロック史に残るコンテスト)
見事グランプリを獲得。うじき、谷平ともにベストギタリスト賞、山戸ゆうベストドラマー賞も獲得。
これがきっかけとなり、翌1980年にキャニオンレコードからアルバム「WE LOVE 子供ばんど」でデビュー。

ライブバンド

デビュー時のメンバーは、うじきつよし(Vo,G)、谷平こういち(G,Vo)、湯川トーベン(B,Vo)、山戸ゆう(Dr,Vo) 毎年5月5日子供の日にアルバムをリリースし、「ダイナマイト・ライブ」と銘打ったコンサートツアーを東京からスタートさせ全国を回る。
1981年5月には、すでにライブ本数が1000本をカウント。まさにトラベリン・バンドである。

その後も大きく成長する子供たち

その後も、1982年10月リッチー・ブラックモア率いる「RAINBOW」日本公演のオープニングアクト。 ビリー・アイドル率いる「ジェネレーションX」のオープニングアクトをつとめる。 1981年6月よりTVK「ファイティング80’s」出演。 1983年1月には単独で香港公演を行うなど、精力的な活動を続ける。

恋人リック・デリンジャー

そんな中、1981年3月、原宿クロコダイルでの子供ばんどのステージに、うじきつよしの憧れのヒーロー「オール・アメリカンボーイ」「ジョニー・ウインターAND」でおなじみのリック・デリンジャーがうじきのラブコールに答え「チープ・トリック」のベーシスト、トム・ピーターソンを引き連れ飛び入り参加。
名曲「ロックンロール・フーチークー」をセッション。大いに盛り上がる。

そして意気投合したリックは子供ばんどのアルバムをプロデュースすることとなる。

「夢はアメリカ」と唄ったRock'n'Roll Singer

1983年、子供ばんどは単身アメリカへ渡る。 レコード会社もアメリカに渡るにあたり、EPICソニーへ移籍。
ニューヨークのライトトラックスタジオでリック・デリンジャープロデュースのもと出来たのがアルバム「HEART BREAK KIDS」である。
レコーディングにともないアメリカでもコンサートを行い、同時期に作られたミニアルバム「Yes ! We are KODOMO BAND」は全曲英語の歌詞、勿論アメリカでもリリースされる。

シングルカットされた「JUKE BOX ROCK'N' ROLLER」のビデオクリップは日本人アーティストとしては初めてMTVでオンエアされる。

古くさい言葉だけど「ROCK & ROLL WILL NEVER DIE !!」

1984年、子供ばんどは突然所属していたEPICソニーレコードを辞める。
レコードにつけるはずのバッジが手違いにより全ての購入者に渡らなかったことに端を発し、レコードの流通制度に疑問を抱いた彼らはあっさりとレコード会社を離れたのである。
レコード会社という後ろ盾の無くなった子供ばんどは自費でアメリカに渡り、セルフプロデュースでレコーディング、ステージもこなす。
出来上がったアルバムは「ROCK & ROLL WILL NEVER DIE !!」と名付けられた。
まさに、彼らの生き方を象徴するアルバムとなった。
そして、このアルバムはレコード店などでは一切売られず、コンサート会場でメンバー自ら手渡しのみで販売された。メンバー自ら楽器車を運転し、レコードを売りながら全国をくまなくまわるのである。 なまじなパンクバンドも恐れをなすような勇気ある行動、これぞROCK&ROLLなのである。
メジャーレーベルに所属したアーティストには考えられない行動であると、業界を騒然とさせた。
(日本にロックの殿堂があるとすればこのアルバムと子供ばんど自身は間違いなく殿堂入りするべきである)

To Be Continued......
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